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保管証明ハッシュ

保管証明ハッシュとは?

DocuTrackerは、ファイルがいつの時間に何をしたかをファイル履歴から確認することができますが、ファイルに変更があったタイミングに都度、 保管証明ハッシュ と呼ばれる識別情報を付与します。
ファイルハッシュはファイル自体の識別・整合性証明をすることはできますが、保管証明ハッシュは、 時間を含めたファイルの識別・整合性を証明 することができます。

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保管証明ハッシュはブロックチェーンを使用して作成しており、ブロックチェーンに承認された際に作成します。
保管証明ハッシュはいくつかの値を組み合わせており、構成は以下のとおりです。



ブロックチェーンアドレス-トランザクションハッシュ-インナートランザクションID

説明
ブロックチェーンアドレス ブロックチェーンアドレスは、クラウドドライブ側が認識したファイル識別情報を元に組み合わせたユニークな値をDocuTrackerアプリケーションで作成します。この値はクラウドドライブ上のファイルを追跡することに役立ちます。
トランザクションハッシュ ブロックチェーンに対して、トランザクションと呼ばれるファイルの保管情報を送信し、何時に何をしたかをブロックチェーンに送信したことを証明する値です。
インナートランザクションID トランザクションを送信する際の内部的な識別IDです。

保管証明ハッシュの生成

保管証明ハッシュの生成までの図を用いて説明します。

  1. クラウドドライブ上にファイル(file2023)をアップロード
  2. クラウドドライブからファイル(file2023)の作成情報を取得
  3. DocuTrackerアプリケーションがファイルハッシュや編集・削除・作成などのアクションを含んだファイル情報を、ブロックチェーンアドレス宛てにブロックチェーンにデータを送信(トランザクションと呼ばれます)
  4. ブロックチェーンで送信したデータが承認され、ブロックにデータが書き込まれる
  5. 承認されたトランザクション情報を受け取り、ブロックチェーンアドレス、トランザクションID、インナートランザクションIDを取得

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Warning

ブロックチェーンへの書き込みから承認されるまで、およそ 10分程度 の時間がかかるため、保管証明ハッシュは即時反映されず、ファイル履歴などでは 「トラック処理中」 と表示されます。